2006年4月に始まった地域団体商標制度ですが、
これまでに約600件の商標申請があったそうです。 現在までに、52件が地域ブランドとして特許庁に認められたそうです。 この制度自体が良いか悪いか、私にはよくわかりません。 ただ、ブランドを追求するのが、これからの商店街のあり方だと言う人がいます。 これについて私は、はたしてそうだろうか?と思っています。 ブランドは本質的に、商品そのものの価値と同時に、 ひとの幻想性に由来する価値を加えて、価格に反映させます。 ブランドの代表格、シャネルやルイ・ヴィトンは、商品そのものの価値に、 ブランド料(?)を上乗せして、販売しています。 ひとの幻想性、つまり西欧的な美の世界(?)をひとつの「信用」として、 ブランド料として加算しているわけです。 中延を広く知っていただくために、そしてお客さまとのひとつの接点、窓口として、 ブランドを構築することはとても重要です。 同時に、地域に信頼され、日常的に買っていただける商品をつくることが、 私たち商店街の役目です。 そして、いちばん大事なことは、ブランドをつくること、ではなくて、 信頼され、期待される商品をつくること、です。 地域に信頼される商品をつくり、売っていくことができれば、 あえてブランド化する必要は、ないかもしれません。 信頼される商品をつくり続け、その結果として、 ブランドが成立することは、いいことだと思います。 でも、初めからブランド化を目指すことは、どうでしょうか。 お客さまは、それを望んでいるでしょうか。 地に足のついた生活を支える日常品を追求する。 それが商店街のいちばん大事な役目だと、私は思っています。 何が言いたいか、まとめますと、 ブランド化によって付加価値をつけることを「目的」としては、見誤る。 ブランドは、信頼される商品づくりの結果としてある、ということです。 今日は、個人的な「ぼやき」です。 いつも読んでいただき、ありがとうございます。
by nakanobuskip
| 2006-12-07 17:03
| 日記
|
検索
カテゴリ
以前の記事
2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 リンク
お気に入りブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||