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盛大なる、中延ねぶたまつり

わたしが唯一、欠かさず見ているテレビ番組「鶴瓶の家族に乾杯」で、
来週、鶴瓶さんは青森県五所川原市を回られるそうです。
昨日の番組内での、次週予告のなかで、ちらっと「ねぶた」が映っていました。

「お、ネブタだ」

じつは中延では2年に一度、盛大に「ねぶたまつり」を開催しています。
(次回は、2008年9月20日[土]17時30分から開催です。)
みなさまのおかげで、近年は「まつり」として認知度も上がり、
また「おはやし」も充実してきていまして、
ほんとう大勢のお客さんに見にきていただいています。

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(写真●立派な馬のねぶた。
写真はすべて2006年9月「第9回・中延ねぶたまつり」より/撮影・伊藤さん[染谷家具])

なぜ品川区の中延で「ねぶたまつり」なんだろう、と思われる方も多いかと思います。
2001年にお客様にお配りしたペーパーがありましたので、それを下に貼り付けます。
開催の経緯が詳しく書いてありますので、どうぞお読みください。

まつりではいつも、青森県黒石市や福島県長沼町の方々にご協力いただいています。
他にもたくさんのご縁があって、「中延ねぶたまつり」は続いています。

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(写真●黒石市から中延に来たネブタ)

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(写真●中延商店街青研部のネブタ製作風景)

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(2001年の配布物)

●「中延ねぶたまつりの由来について

「どうして東京の中延で<ねぶた>なの?」と、大勢の方に聞かれます。
その由来、依って来たるところを要約してご説明いたします。

今から約12年前[1989年頃]に、品川区内の各商店街の若者たちが集まる集会が開かれ、その席で主催者側のひとりから、

「福島県の長沼町というところで、青年たちが自主的に、この何の特徴もない町を活々とした町に蘇らせたいと、様々な事業にチャレンジし、奮闘努力をしています。そのうちの一つとして、青森のネブタを見た幹部がこれを目玉にと思い立って、自主製作、自主運行をと試行錯誤の末、今年で第3回目の<長沼ネブタまつり>として定着させてきています。何よりすばらしいことは、これに携わる若者たちの行動力と熱意です。」

との話がだされました。

この話に乗ったのが中延商店街からの出席者で、早速、長沼町に視察に出かけました。そして、その熱気にすっかり感動し、この活力をぜひ中延の若者にもと、ネブタを中延にと検討の結果、第1回<中延ねぶたまつり>(1992年)は、長沼町の若者たちの全面的協力を得て、実施され、大盛況でした。

第2回目からは、中延でもネブタを製作しようということになり、中延商店街青年部の人たちが中心になり街ぐるみの協力も得て、一基を作成し、実施しました。

以降は、このまつりを、この中延の名物行事として発展させるよう、地元の諸施設等にも参加を呼びかけ、地域のまつりとして、定着させて参りました。

そして1998年、我々がネブタ製作中のところを、たまたま東京に出張中にこれを目撃されたのがネブタの本場、青森県黒石市の会社社長、佐藤洵一さんでした。東京の片隅で、こんな立派なネブタを素人で作り、まつりを実施している様子にたいへん感動され、何度かお話をしているうちに、黒石市のネブタを中延に持ってきてくださることとなり、以後のまつりは、黒石、長沼、中延のネブタの合同運行が実施されるまでに発展いたしました。

今後は「地域のまつり」として、近隣の商店街のご協力も得て、楽しい「まつり」に育てていくべく、一層の努力をいたしてまいります。皆様方の一層のご支援、ご指導を切にお願い申し上げます。

2001年1月31日
中延商店街振興組合
理事長(当時) 富永政男
by nakanobuskip | 2007-02-20 10:08 | 日記
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